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【#えぞ財団:えぞトークレポート】北海道と東京から見た「北海道スタートアップの現状とこれから」

北海道の経済について語り合う、忖度なし・NGなしのトークセッション「えぞトーク」🐻

今回は「北海道スタートアップの現状とこれから」というテーマで対談をしました!

実際にスタートアップの育成・支援をしている入澤さんや藤間さん、外から北海道を見守っている服部さんをゲストにお招き。

そしてえぞ財団事務局の富山も交え、さまざまな視点から、北海道におけるスタートアップの課題や、今後のあり方についてお話ししました。

えぞ財団って何?という方は下記noteをご覧ください。

【対談で登場する人】

◆入澤拓也

エコモット株式会社代表取締役。北海道に欠かせないロードヒーティング(道路の凍結防止施設)の遠隔監視システムなど、さまざまなIoTインテグレーション事業を展開。新しい起業家を生むためのTECHコミュニティ「STARS」も運営中。

入澤

◆藤間恭平

北海道新聞社に入社後、株式会社D2 Garage/STARTUP CITY SAPPORO事務局へ。北海道最大のインキュベーション施設「SAPPORO Incubation Hub DRIVE」を開設し、北海道から世界へ羽ばたくスタートアップを生み出すべく日々爆走中。

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◆服部峻介

株式会社Seven Rich Accounting/Seven Rich会計事務所代表。公認会計士・税理士・行政書士の資格を持つ。会計事務所を母体とし、エンジェル投資、人材紹介、コーチング事業、カフェやスープカレー専門店の運営などを展開。

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◆富山浩樹

サツドラホールディングス株式会社代表取締役。北海道共通ポイントカード「EZOCA」の運営や、株式会社コンサドーレ社外取締役などを務める。AIカメラソリューションを開発するベンチャー企業、AWL株式会社の取締役CMOとしてスタートアップ事業にも携わる。

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北海道のスタートアップ事業は、まだまだ始まったばかり

富山:私も含めですが、皆さんいろいろな事業をされていますよね。スタートアップに関するお仕事もされている中で、もちろん課題もあると思うのですが、現状はいかがでしょう?

藤間:そうですね。北海道のスタートアップについては、現状スタート地点に立ったか立たないかくらいの位置だと思っています。スタートアップだけ設立できればいいわけではなくて、支援家や投資家が不足しています。「エコシステム」というスタートアップを支援する環境自体が、他の都市に比べて脆弱なんですよね。それに道民にとって起業が身近じゃないので、ロールモデルが少ないことも起業を志す人にとっては厳しいのかもしれません。

富山:そもそも起業をしたいと手を挙げる人が少ないのかもしれないですね。

入澤:潜在的には、起業したい人はいると思うんです。問題は、起業するんだけど結局受託開発しかしていない人が生まれてしまうこと。新しいプロダクトを作りたいと野心を持った人でも、まずは食い扶持をつなぐために受託に手を出してしまって、そのまま受託しかしない人になってしまうことがよくある。

富山:東京で数多くのスタートアップと関わっている服部さんは、外から見て北海道と東京の差はどこにあると思いますか?

服部:藤間さんがおっしゃったように、やっぱりロールモデルが身近にないから、起業が難しいんじゃないかなと思います。東京で働いていると、課題解決の手段としての「起業」はわりと当たり前ですが、地方だとサポートの体制が整っておらず資金調達の難易度が上がるので、気軽にビジネスを立ち上げるのが困難になってくる。それに加えて、周りの起業未経験の人が、チャレンジに対してブレーキをかける環境になってしまっているんだと思います。

富山:僕も東京に行ってスタートアップの方とお会いすることもあるですが、起業を志す人とそれを支えてくれる人の数がシンプルに多く、スタートアップの「環境」の違いは痛感していますね。皆さんが北海道のスタートアップの「環境」について、課題感を感じているのがよくわかりました。

オンライン上での交流が盛んになり、地方でも起業の世界が身近になりつつある

富山:しかしながら最近はビデオ通話など、オンラインでコミュニケーションを完結させる人が急速に増えてきて、地方と都心という「場」が関係なくなってきているように思います。オンライン化が進むことによって、「地方の環境」という呪縛から突破できる可能性はあるでしょうか?

藤間:それはあると思います。VCの人と話していても、今までは対面で会っていたのが、最近は一度も会うことなくフルオンラインで、出資まで決断する事例が増えてきたそうです。わりと地方の環境も変わってきて、起業の世界も近くなっているんじゃないでしょうか。

富山:なるほど。北海道としても、オンラインという「場」ができてきて、道外の人たちを巻き込めるチャンスだと思うのですが、いかがでしょう?

服部:僕は現在東京で事業を営んでいるので、北海道出身で東京に出てきて活躍している人とかを、うまく巻き込めたらいいなとは思っています。

入澤:北海道の人で、上場企業の役員などで活躍している人も多くいますよね。

富山:そうですね。そういう方々にお話を聞くと、地元で何かやってみたいんだけど、中々実行に移せていないという悩みをよくお聞きします。「えぞ財団」としても、そうした道外の団員とコラボレーションできるようなプロジェクトを動かしていきたいですよね。

スタートアップの土壌を作るために「えぞ財団」は何をすべきか?


入澤:以前、広島で事業を展開している、フィンランドで生まれたフードデリバリーサービス「Wolt」(https://wolt.com/)の方とお話しする機会がありました。その中で、日本のどこで事業をするか選択する上で「札幌という土地がよくわからなかった」「雪のリスクもある中で事業としてやれるのか」といったお話をされていました。こうした情報の不透明さも、参入の障壁なんだろうなと考えてしまいましたね。(※2020年8月時点で、Woltは札幌の一部地域で利用可能)

藤間:確かにそうですね。たとえば「北海道スタートアップビザ制度」(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/csk/startup-visa/index.htm)という、道内で起業を志す外国の方向けに発行されやすいビザがあるんですけど、北海道でも知名度が低いんです。情報が浸透していないケースは結構ありますね。

富山:えぞ財団としても、情報の見える化を進めていって、財団に関わっていく人の増加は狙いにしています。

藤間:スタートアップの文化として、VC間などのコミュニケーションが密なので、情報共有の大切さは身に染みています。情報発信については、これからもえぞ財団さんとどんどんやっていけたらと思います。

服部:自分も北海道との関わりは、これからも持ち続けたいですね。体感としては、東京よりも地方で起業した方が目立つ部分もあると思っていて、環境が発展途上な北海道での起業も、デメリットばかりじゃないと思っています。東京から北海道へ人を戻したり、北海道の人を東京で経験させたり、そういった橋渡し的な活動ができるといいですね。

富山:ありがとうございます。えぞ財団ではこうした対談をきっかけに、新たな行動に移すことを大切にしているので、今後団員がどんな活躍をしていくかはご注目していただきたいです。北海道に縁のあるメンバーと、こうして対談できたことは嬉しいですね。ひとつずつ階段を登っていって、2年後3年後と変わっていければと思います。

編集協力:TELLING

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【次回予告】

サウナ

今回のえぞトークに続き、オンラインイベントを9月24日(木)に行います!

https://www.facebook.com/events/326532365214425/

サウナに対して、非常にポテンシャルがある北海道。スタートアップ業界でもサウナのコミュニティが、いま熱いのです。

サウナ好きのスタートアップの方が、北海道に興味を持ってもらえるきっかけになれればと思います。

2020年9月24日(木)19:00〜、オンラインで配信予定です!お楽しみに!

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