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【えぞ財団:経営者対談】インターステラテクノロジズ稲川社長×サツドラHD富山社長③~変化に対して臆病になるな!やりたいことをやった方が人生幸せ

北海道大樹町で日本の民間ロケットとして初めて宇宙空間に到達した観測ロケット「MOMO」を開発したインターステラテクノロジズ株式会社の稲川社長にサツドラHD富山社長がインタビュー。(2020年6月10日取材)

■稲川 貴大:インターステラテクノロジズ株式会社 代表取締役社長。1987年生まれ。東京工業大学大学院機械物理工学専攻修了。学生時代には人力飛行機やハイブリッドロケットの設計・製造を行なう。修士卒業後、インターステラテクノロジズへ入社、2014年より現職。

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■富山 浩樹:2015年からサツドラホールディングス代表取締役社長。卸商社を経て、2007年サッポロドラッグストアーに入社。1976年札幌市出身。趣味はジョギング、お酒。

何かを変えることに臆病にならず、やりたいことをやる。自分がテンション上がるところを探したらいい。

富山:産業間で人が動くというのは日本は乏しくて課題と凄く言われますよね。

稲川:本当に問題でまずいですよね。 特に工業系の産業ってこれから変わって来ます。 半導体の産業や家電業界などは思いっきり変わってしまった後なので、会社が無くなったりシェアが無くなり初めて気づく訳です。これから10年20年のスパンで別の産業もバンバン変わって来るはずなんですね。 そこで次の産業に向けていかないといけないよね!という意識は本当に弱いと感じています。

富山:それは何なんですかね。 稲川さんは本当にチャレンジャーでISTがチャレンジしていく、えぞ財団でもチャレンジする人がもっと増えて行くのが北海道、日本の活力になると思うのですが、そういう姿って本当に眩しいなと感じるんです。でも、やはり何かを変えて行くということに凄く臆病になってしまうのかなと。どういう風に感じていますか?今の若い方も含めて。

稲川:一つは同調圧というか、これまでに聞いてきた堅い企業に行きましょうみたいなところがあると思うのです。もう一つは未来予測って結構各々は出来ているはずなのに、 自分で意思決定する段階になったり、他人に話すと、その未来予測って本当なの?と、そこで止まってしまう部分があるんですよね。
もっと純粋に未来予測をしたら、こういうベンチャーとか少なくとも新しい産業に飛び込むことって逆にリスク低減になります。伝統的な産業に残るリスクは見逃されます。というのは、成功例が少ないことが理由としては大きいです。例えばITベンチャーのところの煌びやかなところがあるのですが、他の産業の移り変わりは日本はこれまで歴史的経緯でそんなに無かったところから、それで本当に新産業は起こるんだっけということを肌実感として 知らないからではないかなと思っています。 自分がそれをそう思う理由は僕は内定を貰っていた会社を入社日に蹴るという非常識なことをやって。

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